スポーツをやりながら矯正治療はできるの?
2021/10/20
患者さんから、
「歯科矯正の装置をつけたままでスポーツをしても安全なの?」
「歯科矯正を始めると運動のパフォーマンスが低下する?」
といったご質問をいただくことがあります。
運動部に所属し、日々の練習に励むお子さんもいらっしゃるでしょう。
私も小学生(Ⅰ期治療)と高校生(Ⅱ期治療)の時に矯正治療を経験しており、ワイヤーによる歯の動きで痛かったぁという記憶があります。
さらに、野球(小学校)→テニス(中高)→アメリカンフットボール(大学)と体育会系の部活に所属しておりましたので、皆さんと同じように現在
子を持つ親の立場からするとスポーツを行いながら矯正治療はできるのか?
と、ご不安になる気持ちもわかります。
そこで今回は、スポーツに取り組む方や、お子さんが歯科矯正を受けるときのポイントをご紹介します。
①たいていのスポーツは安全に行えます。
歯科矯正の装置をつけたままでもたいていのスポーツは安全に行えます。
しかし、歯の表面や裏側に接着剤で貼り付けて歯を動かすオーソドックスな歯科矯正の装置である「ブラケット」を用いた治療を受けているときは、注意が必要な競技もあります。
激しくぶつかりあうようなコンタクトスポーツ(アメリカンフットボール、ラグビー、空手、ボクシングや総合格闘技など)はマウスガードを着用する、矯正治療を行うタイミングを検討するなど気を付けていただくことが必要です。
②矯正治療中に激しいスポーツをする場合の対策
・治療開始時にスポーツをしていることを担当医に相談し、取り外し可能なマウスピースタイプの装置を選択する(歯の状態によっては、ブラケット装置の使用が必要な場合があります)。
・ブラケット装置ごとカバーできるマウスガードを作成する(矯正治療中の場合、歯が動くので定期的にマウスガードの作成が必要となります)。
③万が一、スポーツ中に矯正装置がついた状態で怪我をしたとき
怪我をしたときは、まず全身の方に痛みや問題がないか優先して確認あるいは、受診(整形外科や脳外科)してください。
その後、なるべく早めに矯正歯科の受診をしましょう。
上記の点を考慮すると、スポーツ中の矯正治療は避けた方がいいのかと考えられる方もいらっしゃるかと思います。
しかし、不正咬合は、お口にとどまらず、身体に様々な影響をもたらします。
特に、結果を求める、求められるアスリートの方にとって、身体管理はとても重要です。
グッと力を込める瞬間には、多くのスポーツ選手が反射的に奥歯を噛みしめています。歯科矯正によって奥歯できちんと噛めるようになれば、記録が伸びたり、良いプレーにつながったりするかもしれません。
不正咬合が身体に与える影響
・口腔内環境が悪くなりやすい
・消化不良(咬む回数の減少)
・食いしばれないので力が入らない
・バランスが崩れる
・免疫力や集中力の低下
ただし、矯正装置をつけた直後は違和感や痛みのために、一時的にパフォーマンスが低下する場合もあります。
大事な試合に良いコンディションでのぞめるよう、装置をつけるタイミングは担当医と相談しましょう。
④歯科矯正とスポーツが両立できるような通院しやすいクリニック選び
スポーツに取り組む方や子どもが歯科矯正を受けるなら、通いやすさに配慮し、診療時間やアクセスの良さを重視してクリニックを選ぶことも大切です。
歯科矯正中には定期的に通院する必要があります。学校の運動部に所属していたり、地域のスポーツクラブに通っていたりすると、練習や試合で忙しく、通院の時間を確保しづらいという声も耳にします。
夕方の遅い時間帯や、土曜・日曜も診察しているクリニックを選ぶことで、スポーツと歯科矯正を両立しやすくなります。また、練習場所の付近や帰り道にあるクリニックなら、練習の後にも立ち寄りやすいでしょう。
以上、矯正治療中にスポーツが可能かのご説明でした。
大体のスポーツは、治療前と同じようにしていただいて大丈夫なことが大半です。
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