歯列矯正ってどんな方法があるの? 第3弾 マウスピース型カスタムメイド矯正について
2021/09/04
歯列矯正ってどんな方法があるの?
第3弾 マウスピース型カスタムメイド矯正について
今回は、
『マウスピース型カスタムメイド矯正装置(取り外し式)』についてご紹介します。
当院が推奨するマウスピース型矯正装置の製品名は、「インビザライン」です。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、歯科先進国アメリカのアライン・テクノロジー社が開発した、歯並びを改善する「矯正歯科治療」のうちの1つです。
より正確にいうと、その中の「マウスピース型カスタムメイド矯正装置」に分類されます。
1999年のアメリカでの販売開始以来、世界100カ国以上で、延べ1000万人以上の患者様に使用されているインビザラインは、最新の歯科矯正理論と、アライン・テクノロジー社(米国)独自の3次元画像化技術やCAD/CAM(光造形)等の最先端技術を融合させた画期的な矯正方法であり、確かな実績のある矯正装置です(2021年4月時点)。
マイナーチェンジの積み重ねにより、マウスピース型矯正装置(インビザライン)はより幅広い症例に対応できるようになっています。また、マウスピース型矯正装置(インビザライン)の中でもいくつかの種類があるため、その選択も重要になります。
メリット)
・口腔内を健康に保つ
取り外し可能なため、治療中でも簡単に歯のお手入れができ、口腔内を健康に保つことができます。
・治療中でも目立ちにくい
マウスピース型矯正装置(インビザライン)治療では、治療を始めて1か月目から、成果が表れる場合があります。しかも、マウスピース型矯正装置(インビザライン)アライナーは目立ちにくいため、歯列矯正中であることを周囲にはほとんど気づかれずに装着可能です。
・装置の脱落がない
ワイヤーやブラケットを使用しないため、治療期間中に装置が脱落するなどの緊急性を要することがありません。
・気軽に華やかな場面へ
特別な行事がある場合でも、その間アライナーを取り外し、終了後再び装着ください。
・アクティブなライフスタイルを維持
マウスピース型矯正装置(インビザライン)アライナーでは、やりたいことを我慢する必要がありません。マウスピース型矯正装置(インビザライン)治療は、アクティブなライフスタイルに適した治療オプションです。
・装着感が良く、予測実現性にも優れている
マウスピース型矯正装置(インビザライン)アライナーの革新的なテクノロジーにより予測実現性にも優れた歯列矯正を行えます。
・通院回数を減らせることも
マウスピース型矯正装置(インビザライン)アライナーは、通院回数が少なく、多忙な方にとっても理想的です(ただし、通院回数は個人差があります)。
デメリット)
・使用時間が短いと歯が動かない
マウスピース型矯正装置(インビザライン)アライナーは1日20時間以上の装着が必須です。使用時間の減少は、治療期間の長期化に繋がります。
・症例によって治療できないことも
歯が少ない場合、骨格的な問題から不正咬合を有している場合や、重度の歯周病の場合など、マウスピース型矯正装置(インビザライン)アライナーによる歯の移動が不向きな場合もあります。しっかりと検査、診断を行ったのちワイヤーによる歯の移動(固定式)を併用し、マウスピース型矯正装置(インビザライン)アライナーにて治療する場合もあります。
・飲食のたびに、外す必要がある
マウスピースを装着するときは、常にキレイな口腔内にしておかなければなりません。食べカスや歯垢が付着したままマウスピースを装着してしまうと虫歯や歯周病の原因になります。また、マウスピースを装着したままコーヒーや赤ワインなどを飲んでしまうと、マウスピースが黄ばんでしまいます。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)の治療オプション
フルプラン
[大人の方]
永久歯列の大人の方に、より包括的な治療が可能です。永久歯の歯並びに幅広く対応します。
TEENプラン
[10代のお子様]
10代のお子様にも、対応しています。思春期の見た目の気になるお年ごろにも最適です。
装置の紛失した場合も新しいアライナーに交換できます。
ライトプラン
[軽度の不正咬合・部分矯正]
比較的軽い不正咬合の患者様にはインビザライン・ライトが適応可能です。
I7(アイセブン)
[最短7回で済む軽度の不正咬合・部分矯正]
より軽度の不正咬合でしたら、最短7回のマウスピース交換、約4ヶ月で治療終了のインビザライン・アイセブンがあります。
「マウスピース型矯正装置(インビザライン)による治療のリスク・副作用
・機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
・正しい装着方法で1日20時間以上使用しないと、目標とする治療結果を得られないことがあるため、きちんとした自己管理が必要になります。
・ご自身で取り外せるため、紛失することがあります。
・症状によっては、マウスピース型装置で治療できないことがあります。
・お口の中の状態によっては、治療計画どおりの結果が得られないことがあります。
・装着したまま糖分の入った飲料をとると、虫歯を発症しやすくなります。
・治療によって、まれに歯根吸収や歯肉退縮が起こることがあります。
・食いしばりの癖が強い方の場合、奥歯が噛まなくなることがあります。
・治療途中で、ワイヤーを使う治療への変更が必要になることがあります。
・お口の状態によっては、マウスピース型装置に加え、補助矯正装置が必要になることがあります。
・治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
・インビザラインは薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器です。日本では完成物薬機法対象外の装置であり、医薬品副作用被害救済措置の対象外となることがあります。
●薬機法において承認されていない医療機器「マウスピース型矯正装置(インビザライン)」について
当院では、マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置「インビザライン」の有効性を認め、治療法として導入しておりますが、医薬品医療機器等法(薬機法)において、いまだ承認されていない医療機器となることから、その使用に際しては医療広告ガイドラインにより必要情報の明示を求められております。当院では、下記にて明示いたします。
■未承認医薬品等であることの明示
マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置である「インビザライン」は、薬機法上の承認を得ていません。
■入手経路等の明示
当院ではマウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置「インビザライン」を米国アライン・テクノロジー社(Align Technology, Inc.) の日本法人インビザライン・ジャパンを通じて利用・入手しております。
■国内の承認医薬品等の有無の明示
国内にもマウスピース型矯正装置として医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けているものは複数存在します。
■諸外国における安全性等に係る情報の明示
マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置 製品名:インビザライン は1998 年にFDA( 米国食品医薬品局 に医療機器として認証を受けています。
当院では、表側矯正、舌側矯正、マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)など患者さんにあった矯正方法で治療を行います。
矯正の種類、料金、治療期間などご質問あれば初診相談を行っていますので、ぜひお越し下さい。お待ちしております。