こどもの歯に必要なケアとは
2021/10/06
親御さんがお子さんの矯正治療を行う上で気になるポイントの1つとして、『虫歯』が挙げられます。
歯並びをキレイにしたいのに、虫歯になっては元も子もありません。
確かに、装置をつけたことにより歯ブラシがしにくい環境となるため虫歯ができてしまう可能性もあります。
ただし、この虫歯予防は、徹底した歯ブラシを行うしかありません。
一般的な歯ブラシのみではなく、タフトブラシ、歯間ブラシ、フロスなど補助的な清掃器具を併用しながらです。
上記の点は、矯正治療をしてない方に対しても、もちろん大切なことです。
幼少期の頃から、歯ブラシの習慣化、かかりつけ歯科医院への定期的なメンテナンスを行っていくことが将来矯正治療を行ったとしても虫歯予防につながると考えられます。
以上から、今回は『こどもの歯に必要なケア』について説明したいと思います。
こどもと大人の歯の違いとは
こどもと大人の歯の違いとは、何でしょうか?まず本数ですが、こどもの歯である「乳歯」は20本、大人の歯である「永久歯」は28本(親知らずを含めず)です。
初めての永久歯は、5~6歳頃に生えはじめます。一般的には下の前歯から生え変わり、それと同時期に奥歯から大きい歯が生えてきます。これを「六歳臼歯」といって将来の歯並びの基本になります。個人差はありますが、だいたい14歳くらいで永久歯が生え揃います。
基本的に、永久歯は乳歯より丈夫にできていますが、生え始めた頃の永久歯はとても弱く、成熟した強い歯になるまで5年くらいかかります。生え始めて2年間くらいのこどもの歯は、汚れが付きやすく酸にも弱い、虫歯になりやすい状態です。
生え変わり期の歯のケアが大切!!!
乳歯から永久歯への生え変わりの時期、歯のケアをしっかり行うことは非常に大切です。「乳歯が虫歯になっても、永久歯が生えてくるから…」といって放置していると、永久歯が正しい位置に生えて来ず、歯並びがガタガタになってしまうこともあります。
歯並びが乱れることで起こる問題は、見た目の美しさが失われるということだけではありません。まず、噛み合わせがうまくいかなくなります。噛み合わせは全身の健康と密接なつながりがあるため、こどもの健やかな成長を脅かすことにもなりかねません。
こどもの歯を守ることは、こどもの将来の全身の健康を守ること。こどもが末永く健康に生きるための土台を創るという、非常に重要な意味を秘めているのです。
こどもが自分で歯みがき、大人が仕上げ
こどもが自分で歯みがきができるようになるまで、練習させましょう。最初はきちんと磨けなくても、磨くまねから始めるとよいでしょう。歯ブラシに苦手意識を持たないよう、自分から進んで歯みがきができる子に育つよう、磨くまねごとができたら褒めるようにしましょう。
最後に、大人が仕上げ磨きをしてあげることが大切です。歯垢をしっかりと取ることを目的に、磨き忘れないように1本ずつきれいにしていきます。9歳くらいまでは大人がサポートしたほうがよいでしょう。
仕上げ磨きでは、歯磨き剤は使わずに磨きます。自分でうがいができるようになったら、徐々に歯磨き剤を使うようにします。大半のこどもは歯みがきを嫌がるので、親子のスキンシップの時間と考えて楽しみながらできるよう工夫しつつ、手早く済ますようにしましょう。
定期健診に通いましょう!!!
かかりつけの歯科医院を見つけて、数ヶ月に1度は定期検診に通いましょう。歯みがきの指導や歯のクリーニングのほか、フッ素塗布やシーラントといった虫歯予防の施術も受けられます。
かかりつけ医院で定期検診を受けていると、こどもの歯やお口の成長に合った適切な時期を見計らって必要な予防処置を行ってくれます。
川崎市・宮前区近辺で歯列矯正の相談をご希望の場合は、ぜひ宮崎台おとなこども矯正歯科へ
当医院の最寄り駅は、東急田園都市線の【宮崎台駅】で、徒歩2分。
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