矯正治療中の正しい歯磨きについて
2022/02/04
矯正治療中の歯ブラシは大変。。。
と、考えられる方が多いと思います。
その通り!!
大変です。
食後のブラッシング。
生活環境によって時間のかけ方は様々ですが、
歯列矯正前と矯正中では、重要度が上がってきます。
「食べ物が詰まる」
「虫歯になる可能性がある」・・・など
矯正治療で歯並びをキレイにしているのに、虫歯や歯周病になっては元も子もありません。
そこで、今回は矯正治療中における歯ブラシの方法についてお伝えします。
私が考える歯ブラシの手順は
- ①歯を磨く順番を決めましょう
- ②全体的に歯磨き粉を使用して磨きましょう
- ③口を一度ゆすいで、歯磨き粉を流してからもう一度歯ブラシで(特にブラケット周囲)細かく磨き上げましょう
- ④補助的な清掃器具を使用してワイヤーの下部を磨き上げましょう
- ⑤洗口液でゆすぐあるいは、フッ素ジェルを塗布しましょう
上記のような工程が必須です!!!
それぞれ詳しく説明していきます。
①歯を磨く順番を決めましょう
→歯磨きをするとき、その日の気分で前歯から磨いたり、奥歯から磨いたりする方もいるかと思いますが、オススメできません。
磨き残しを防ぐポイントは、毎回同じ順番で磨くことです。
そのように意識するだけで、磨き残しの発生が減ります。
②全体的に歯磨き粉を使用して磨きましょう
→過去のブログでもご紹介していますが、クリニックで購入できる歯磨き粉(研磨剤)には、フッ素高濃度配合、知覚過敏抑制や、ステイン(歯の表面の着色)除去など様々な優れた歯磨き粉があります。
・自宅でムシ歯予防始めてみませんか(大人編)?
https://uta-ortho.com/blog/detail/20210925175342/
・自宅でムシ歯予防始めてみませんか(こども編)?
https://uta-ortho.com/blog/detail/20210926105628/
これらの適した歯磨き粉を使って
しっかりと歯面に歯ブラシの毛先を当てて全体的に磨きましょう。
毛先が当たっていないと汚れが落ちません。
効率よくしっかり毛先を当てるように心がけると
意外と短時間でもしっかり磨けるようになります。
*当院オススメの歯ブラシ
・自分に合う歯ブラシ選べていますか?
https://uta-ortho.com/blog/detail/20210917162504/
③口を一度ゆすいで、歯磨き粉を流してからもう一度歯ブラシで(特にブラケット周囲)細かく磨き上げましょう
→歯磨き粉が歯面に残っていると磨き残しの部分が見えないため一度ゆすぎましょう。
磨きにくい代表的な部分がブラケット周囲です。
そこで、鏡をみながらブラケット周囲に毛先がしっかりと当たっていることを確認しながら磨いてください。
その時のポイントは、写真のように毛先を上下斜め45°にしてブラケットの溝の部分を磨いてください。
ブラケット周りに汚れが残っていると、その汚れが残っているところだけ、虫歯が進行していきます。矯正治療が終わってブラケットを外すとブラケットの形に白っぽく脱灰してしまっていたりします。。。
④補助的な清掃器具を使用してワイヤーの下部を磨き上げましょう
→補助的な清掃器具とは、歯ブラシ以外のフロス、歯間ブラシ、タフトブラシなどのことです。
磨きにくい代表的な部分がワイヤーの下部です。
写真のように歯ブラシでは毛先が届かないような部分は、補助的な清掃器具を使用して磨き上げましょう。
当院では、タフトブラシをオススメしています。
また、写真のような矯正専用のフロスもあります。
⑤洗口液でゆすぐ、あるいはフッ素ジェルを塗布しましょう。
→機械的ケア(ブラッシング、フロス、歯間ブラシ)に加え、科学的ケア(フッ素ジェル、洗口液)で舌や咽頭など粘膜に付着するバイオフィルム(細菌の塊)を殺菌&歯質の強化を図りましょう!
*当院オススメの洗口液、フッ素ジェル
・HABITPRO ハビットプロ(洗口液)
https://uta-ortho.com/blog/detail/20210927114635/
矯正治療中の歯ブラシ選びはぜひ、ご相談ください。
引き続きよろしくお願いいたします。
矯正の種類、料金、治療期間などご質問あれば矯正初診相談は無料で行っていますので、
川崎市宮前区の『宮崎台おとなこども矯正歯科』へ
ぜひお越し下さい。お待ちしております。お電話、インターネットでご予約頂けます。
宮崎台おとなこども矯正歯科🦷
📞 044-863-9431